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3 リッジ モンテベロ 2006
Ridge Monte Bello 2006
カリフォルニアの老舗ワイナリー『リッジ』のフラッグシップ
カリフォルニアの老舗ワイナリー『リッジ』。リッジの歴史は1885年ソノマ地区モンテベロの高台にワイナリーを建設し、ワイン造りを始めたオセアペロン氏によって始まります。その後1940年代、神学者でフランスワインの愛好家であったウィリアム・ショートが、モンテベロの真下の閉鎖されていたワイナリーを買い取りカベルネ・ソーヴィニヨンを植え、3人のパートナーと共にワイン造りを始めました。そのワインは、当時カリフォルニア最高のワインと言われていました。1966年にガイザービル地区でジンファンデル種のワインを造り始め、1967年にリッジヴィンヤーズとして会社組織となり、かつてのオセアペロン氏の高台のモンテベロワイナリーを購入。醸造家ポール・ドレーバー氏を迎え、安定した品質と世界的な評判が確立されたのです。
1976年パリで行われた、フランスワインとカリフォルニアワインのブラインドテイスティングにおいて、リッジのモンテベロ1971年が第5位にランクされたことでリッジのワインは世界中に知れ渡りました。それまで無名だったカリフォルニアワインが、名立たるフランスのシャトーワインと同等の評価を得たことは、ワインジャーナリストの間でショッキングな出来事であり、カリフォルニアワインが世界品質のワインであることが証明された瞬間でもありました。30周年を記念して同じワイン、ヴィンテージ行われたテイスティングでもリッジのモンテベロ1971年が1位に輝き、改めてその実力を示すことになりました。
1986年、リッジは大塚製薬に購入され運営されています。
モンテベロはリッジのフラッグシップにして、世界最高のカベルネ・ブレンドのひとつ。冷涼な気候と石灰岩土壌に由来する生き生きした酸とミネラル風味が類まれな品格を産み出し、低収量に由来する強い凝縮感、果実味と渋味が堅牢な骨格を産み出します。カリフォルニア産のカベルネとしては例外的なほど酸味が強く、アルコール度数も低いために、極めてエレガントな仕上がり。それでいて数十年の熟成能力を持っています。 |
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