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完売 シャトー ラスコンブ 1989
Chateau Lascombes 1989
ラスコンブの厳しい時代の中でもマルゴー2級の 実力を見せたヴィンテージ1989!
様々な土壌を持つラスコンブの カベルネとメルローが調和したエレガントな味わい。
マルゴー地区マルゴー村の格付2級のシャトーラスコンブ。シャトーラスコンブは、同じくマルゴー村格付2級のデュルフォール・ヴィヴァンのデュルフォール・デュラス家から、1820年頃アントワーヌ・ド・ラスコンブが買い取って独立したものです。
1855年の格付では2級に相当するとされたものの所有者が転々と変わるなかでシャトーの名声は次第に堕ちていきました。しかし1952年にラスコンブを買い取ったアレクシス・リシーヌにより、ブドウ畑とワイン造りはめざましく改良され名声は回復します。ラスコンブを再生させたアレクシス・リシーヌは自身の所有するプリューレ・リシーヌに専念していったため、ラスコンブはまたも売却されワインの質が低下し、2級に相当しないワインとまで言われるようになってしまいました。
1985年に新しい総支配人ルネ・ヴァネテルが品質向上につとめ徐々に評価は回復し、2000年にはキャピタル・コロニー(複合投資組合)に買収され、ミッシェル・ローラン、アラン・レイノーをコンサルタントとして迎えワインの質が急速に回復しています。
1989年はラスコンブの厳しい時代の中でもマルゴー2級の実力を見せた上出来のヴィンテージ。熟した果実やジャムの香り。凝縮した果実味、タンニンが溶けたまろやかな味わい。熟成感にマルゴーのしなやかさが合わさり飲み頃のピークを迎えています。 |
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