Chablis Grand Cru Moutonne 2018 Domaine Long Depaquit

シャブリ・グランクリュ唯一のモノポール『ムトンヌ』
シャブリの礎を築いたシトー派ポンティニー修道院の流れを汲むドメーヌ・ロン・デパキ！

シャブリ・グランクリュ唯一のモノポール『ムトンヌ』を所有するドメーヌ・ロン・デパキ。歴史は古く、中世シャブリのワイン造りを支えたシトー派のポンティニー修道院の管財人シモン・デパキがフランス革命の後、国有財産の競売会で「ヴォーデジールのムトンヌ」と呼ばれていた、とびきり評判の良い畑を購入したことから始まります。シモンの家系が途絶えると、従兄弟のフランソワ・オーギュスト・ロンが養子に迎えられてその跡を継ぎ、ここにロン・デパキ家の時代が始まります。フランソワの息子、ルイ・ロン・デパキが、医者を兼業しながらドメーヌの管理を始めたのは1910年。不幸なことに25歳の若さにして交通事故により失明してしまった彼は、以来ブドウ畑とワインに情熱を注ぎ、パリの一流レストランに「ラ・ムトンヌ」を広めていきました。

1967年にルイ・ロン・デパキが死去した後、ドメーヌ・ロン・デパキの名声をさらに高めたのはブルゴーニュの名門ネゴシアン、アルベール・ビショー家です。シャトーの改修や近代的な醸造施設の整備、ブドウ畑の拡張なども精力的に進めたアルベール・ビショー家は、シャブリ地区を代表する名門ワイナリーとしてのドメーヌ・ロン・デパキの名声を揺るぎないものとしました。

ドメーヌ・ロン・デパキでは、栽培と醸造の進歩とともに開発された新しいワイン造りの技術を柔軟に吸収しながらも、中世のポンティニー修道院から受け継がれ、育まれてきた伝統的なワイン造りの姿勢は、現在でもかたくなに守られています。ロン・デパキ家の宝であるシャブリ・グランクリュ唯一のモノポール『ムトンヌ』。
洗練されたアロマ、力強さ、風格、きわだつ香気をたたえたワインです。