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- シャトーラグランジュ
今や、3級の中でもトップクラスの人気を誇るシャトー・ラグランジュ。歴史は古く17世紀初頭には名前があがってきていました。1855年のメドック格付けでは当時500以上もあるシャトーの中からわずか58シャトーしか選ばれなかったグランクリュに選ばれ、ボルドー屈指の規模を誇るまでに。その後1900年代に入りラグランジュにとって厳しい冬の時代が訪れますが1983年日本のサントリーがこの名門シャトーの経営を引き継ぎ、土壌の向上、醸造面でも最新式のジャケット式ステンレス製発酵タンクをメドックで初めて導入するなど数々の改良を重ねた結果、かつての名声を取り戻すのに10年以上かかると思われていたシャトーを、わずかな時間で復活させました。サントリーが経営をひきついでからわずか3年後の1986年のヴィンテージには、ロバート・パーカーが驚異的な品質向上を認め、92点という2級の平均以上の高評価を付け【日本企業によるこのプロジェクトを賞賛するまでに復活した】と大絶賛されました。 それ以来、ラグランジュはサンジュリアンはもとより「最もお買得で高品質なグランヴァン」として人気を博しています。しかも近年は85年からサントリーの手で植え付けた優秀なブドウの苗木が樹齢を重ね主力となってきました。 さらにラグランジュは1997年に白のレ ザルム ド ラグランジュをリリース。 品種はソーヴィニオンブランを主体にセミヨンとミュスカデルを使用し発酵・貯蔵ともに小樽を使用。ハーブの香りに凝縮された果実味、しっかりとした酸味恵まれており、熟成をすることでさらに真価を発揮します。 |
ラグランジュの面積113haのうちこの白ワインの面積はわずか4haのみという非常に少量生産の白ワインでもあります。セミヨン種やミュスカデル種からくる白花やマスカットのような癒しの香りを感じその後から押し寄せる程よい厚みと複雑性のある果実香が心地よい静かな余韻へとつながります。白い花を思わせる柔らかな柑橘とオークがバランス良くまとまった味わいです。 |
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