完売　シャトー　ジスクール 2007

Chateau Giscours 2007

ルイ14世にも献上されたマルゴー地区の歴史あるシャトー

芳醇で気品のある繊細なワイン

マルゴー地区の最も南側に位置するメドック格付け3級のシャトージスクール。
マルゴー地区のラバルド、アルサック、カントナックの3つの村に広大な敷地を所有し、メドックのなかでも美しい城館を持つことで有名なシャトーです。ジスクールの歴史は古く、すでに16世紀にはワイン造りをしており、そのワインはルイ14世にも献上されていました。

ジスクールのワインは、深みのある、場合によっては光を通さないくらい色濃く、あり余るほどの凝縮感、たっぷりのタンニンによる筋肉質でリッチなつくりが特徴になっています。「潜在的には最上のつくり手である」と言われ、マルゴーとしては最も南端に位置するため力強くフルボディ。きめの細かいまろやかなタンニンを持つワインは、若い時にはその真価が完全に表現されているとは言いがたい状態ですが、十分に熟成された本当の飲み頃のジスクールはエレガントさや複雑味が増していきます。

ヴィンテージにより品質にばらつきがあると言われていましたが、1995年よりワイン造りを行うエリック・アルバダ・イェルヘルスマ氏の努力により、マルゴー地区を代表するシャトーとして再び注目されるようになりました。

夏すぎからの好天に恵まれた2007年。ベリー系の濃い果実の香り、繊細できめの細かいタンニンが溶け込み芳醇で、気品のある味わいです。