Airfield Estates Syrah 2020

黒い果実や丁子、コショウの香り『シラー』

エアフィールド・エステイツは、ワシントン州を代表するワイン産地ヤキマヴァレーにある家族経営のワイナリー。戦時中ミラー家の農場が空軍パイロットの訓練施設の飛行場として使われていたことが名前の由来となっています。
ミラー家のブドウは質がよく、ワシントン中のワイナリーへ提供されており、なかでもワシントンで最も名高い『シャトー・サン・ミシェル』もミラー家のブドウでワインを造っています。

現在ではさまざまな高級ブドウを使用し、非常に高品質なエステートワイン（栽培から瓶詰めまで一貫して生産するワイン）を生産しています。

シラーは、シルトローム（沈泥ローム）の南西の緩やかな斜面にある畑のシラーから造られています。ステンレスタンクで発酵が行われ、ワインと果帽を混ぜることでタンニンと色を抽出しています。発酵を終えたワインはオーク樽で15ヶ月熟成。樽内での乳酸発酵の後に澱引き。ワインは黒い果実や丁子、コショウの香りを感じます。口に含むとビロードのような丸みが心地よく、なめらかでシルキーなタンニンがフィニッシュに感じられます。